ボイスメモ→AI→WordPress。訪問OTが作った「1日15分」のブログ運営術

業務効率化・AI活用

ボイスメモ→AI→WordPress。訪問OTが作った「1日15分」のブログ運営術

「ブログを始めたいけど、記事を書く時間がない」「何を書けばいいかわからない」――そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。訪問OTとして働きながら3人の子どもを育てている私も、まさにそう思っていました。

しかし、AIツールを活用することで、ボイスメモで話すだけで記事の下書きが完成する仕組みを作ることができました。今回はWordPressブログの立ち上げから、AIを使った記事作成の流れまで、実際の体験をもとにお伝えします。

WordPressブログの立ち上げは意外と簡単でした

レンタルサーバーとドメインの取得

ブログの開設に使ったのは「ConoHa WING」というレンタルサーバーです。まずは3ヶ月契約で様子を見ることにしました。月額約1,500円ほどで、独自ドメインも取得できます。申し込み時に「WordPressかんたんセットアップ」を選ぶと、WordPressのインストールまで自動で完了します。

ドメインの反映には数時間かかることがありましたが、焦らず待てば問題ありませんでした。

テーマとプラグインの設定

WordPressのテーマ(デザインテンプレート)には無料の「Cocoon」を選びました。SEO対策が最初から組み込まれていて、日本語対応も充実しています。Cocoonは公式ディレクトリには登録されていないため、公式サイトからダウンロードして手動でアップロードする必要がありました。

プラグインは以下の4つを導入しました。

  • Rank Math SEO:SEO対策の定番プラグイン。Google Search ConsoleやAnalyticsとの連携もこれひとつで完了します
  • EWWW Image Optimizer:画像を自動で圧縮してくれるため、ページの表示速度が向上します
  • WP Fastest Cache:キャッシュ機能でサイト表示をさらに高速化します
  • Akismet Anti-Spam:スパムコメントを自動でブロックしてくれます

Google Search ConsoleとAnalyticsの連携

Rank Math SEOのウィザードに従って設定するだけで、Google Search Console(検索パフォーマンスの確認ツール)とGoogle Analytics(アクセス解析ツール)の両方を連携できました。サイトマップの送信も完了し、Googleに記事を認識してもらう準備が整いました。

AIを使った記事作成ワークフロー

ボイスメモが記事の素材になる

訪問看護の記録を音声入力で行っている方も多いと思います。その感覚で、仕事中に気づいたことや感じたことをiPhoneのボイスメモに録音し、文字起こししたテキストをAIに渡すだけで、ブログ記事の下書きが完成します。

例えば、訪問先でスプリント(装具)の調整をした後に車の中で「今日のスプリント調整は左右で全然違う対応が必要だった」と30秒ほど話しておくだけで、それが1,500〜2,000字の記事になります。

音声認識の誤変換もAIが修正してくれる

音声入力では「上肢」が「上司」に、「内側上顆」(肘の内側にある骨の出っ張り)が「内足浄化」になるなど、医療専門用語の誤変換がどうしても発生します。しかしClaudeやGeminiといったAIツールは、文脈から正しい専門用語を推測して自動修正してくれます

プロンプト(AIへの指示文)に「医療・介護・リハビリの専門用語を念頭に置いて誤変換を修正してください」と書いておくだけで、ほぼ正確に修正されました。

プロンプト生成ツールで作業を効率化

毎回同じ指示文を書くのは手間なので、HTMLで簡単なプロンプト生成ツールを作りました。ボイスメモの文字起こしテキストを貼り付けて、ボタンを押すだけでAIに渡すプロンプトが完成します。

生成されるプロンプトには、著者プロフィール・文体の指定・WordPress用のSEO情報まで含まれているため、AIの出力をそのままWordPressにコピペするだけで記事が投稿できます。

最終的なワークフロー

試行錯誤を経て落ち着いた流れはこちらです。

  • STEP 1:iPhoneのボイスメモで気づきを録音・文字起こし
  • STEP 2:プロンプト生成ツールでAI用の指示文を作成・コピー
  • STEP 3:Claudeのチャットに貼り付けて記事を生成
  • STEP 4:生成された記事とSEO情報をWordPressにコピペして公開

慣れてしまえば、1記事あたり15〜20分程度で投稿まで完了します。通勤の移動時間や子どもが寝た後の隙間時間でも十分に対応できる作業量です。

まとめ――仕組みさえ作れば「続けられるブログ」になる

ブログが続かない最大の理由は「書く時間がない」ことだと思います。しかしAIを活用すれば、記事を書く作業の大部分を効率化できます。自分がやるのは「現場で感じたことを声に出す」ことだけ。あとはAIとツールが記事にしてくれます。

大切なのは、自分の体験や専門知識をベースにすることです。AIが量産する一般的な記事と違い、現場で実際に感じた気づきや工夫は、検索しても出てこないリアルな情報として読者に届きます。

訪問看護・訪問リハビリに携わる方で、ブログに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。「書く」のではなく「話す」だけでブログが運営できる時代になりました。

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